梅雨時期から東京湾奧のショア(岸)でも釣れ初めるキス。
天ぷらのネタとして有名なので、名前は知っているという方が多いのではないでしょうか。
釣って楽しくて食べてすごく美味しい人気のターゲット。
ちょい投げという釣り方が確立されてからは、投げ釣りと比べて簡単で手軽に行えるようになったので初心者の方にも非常にオススメ。
そんなキス釣りを都内や都内近郊でも楽しめるので紹介したいと思います。
都会でちょい投げ釣り、仕掛けの説明
ちょい投げ釣りとは読んで字のごとく、ちょっと投げる釣りという意味になります。
本気の投げ釣りと比べてロッドやリールは投げ釣り専用の物を使う必要がないのでエギングロッドやシーバスロッドをお持ちの方は流用できますし、人気のコンパクトロッドでも大丈夫です。
30~40gくらいまで投げられる設計の竿だと安心。
30g=錘8号になります。
オモリ表記の竿だと錘負荷という表記を確認してください。
リールは2000番~3000番、メインラインは飛距離の出るPEラインがおすすめ。
ロッドとリールが決まれば、あとは重りとリーダーと針。
便利なのは上記3つがセット販売されている仕掛けです。
メインラインにスナップを付けておいた方が重りの号数を変えたい時や、ルアーやエギにすぐにチェンジできるのでオススメです。
都会でちょい投げ釣り、餌の選び方
餌は大まかに分けて2つ、生き餌と人工餌です。
生き餌はキス釣りでは虫エサが定番ですが苦手な方は苦手ですよね。
虫エサが苦手で手返し良く餌が付けられない方は人工餌がオススメかもしれません。
どちらを使ってもキスは釣れますが人工餌は自ら動かないので、誘いという意味では生き餌有利かなと思います。
置き竿でのんびり釣りたいという方は生き餌が、どうしても生き餌は付けられないという方は人工餌がオススメではないでしょうか。
そんな生き餌にも色々と種類があるので表にまとめました。
種類 | 特徴 | 価格 | サイズ |
青イソメ (アオムシ、朝鮮ゴカイ) | やや太め、動きでアピール | 約¥500 | 中 |
ジャリメ (イシゴカイ) | キスの口にぴったりな細めサイズ | 約¥500 | 小 |
岩イソメ (イワムシ、マムシ、本虫) | 匂いでアピール、集魚力が高い | 約¥1,000 | 大 |
東京スナメ (チロリ) | やや細め、匂いでアピール、集魚力が高い | 約¥1,000 | 中 |
虫エサの定番、青イソメ。
コスパが良くキス釣りには人気の高いジャリメ。
カレイやクロダイ、マダイ釣りにも使われる最強虫エサと言われる岩イソメ。
ジャリメと岩イソメの良いとこどり、キス釣りには絶大な効果を発揮する東京スナメ。
それぞれに特徴があってどれにしようか迷ってしまいますが、釣れる時はどの餌を使っても釣れますし、釣れない時は何を使っても釣れません。
あまり深く考えすぎず今日は青イソメ、次の釣行はジャリメといった感じで、それぞれの相性を順番に確認するのも良いと思います。
入っている量にもよりますが釣りに行く当日、または前日に1人での釣行なら1パック買えば1日遊べます。
そして、人工餌はマルキューから販売されている「パワーイソメ」「パワーイソメ ソフト」
バークレーのガルプサンドワームなどが有名です。
パワーイソメはソフトの方が食い込みの良さとアクションのしやすさでオススメかなと思います。
人工餌はルアーフィッシングで言うところのワームと同じなので、ロッドを動かして誘いをいれてあげる方が釣果が上がります。
しかし、誘いをいれて釣果が上がるというのは生き餌も同じです。
次は「誘い」とはどういう事なのかを説明していきます。
都会でちょい投げ釣り、釣り方解説
キスは餌を探しながら群れで居場所を転々としている魚です。
そしてキスをたくさん釣るコツは、その群れを見つける事。
その群れを見つけられるように仕掛けをずるずると海底を引っ張ってくる事を「サビく」と言います。
「立ち位置」からAポイントに投げてサビきながら仕掛けを回収。
Bポイントも同様。
アタリがなければ少し移動して「移動先」からCポイントへ投げる。
そしてDポイントに投げた先にキスの群れを発見するというパターンです。
サビくスピードは「アリの歩く速さで」と例えられますが、早すぎなければあまり気にしなくても良いかと思います。
アタリがあった時は無理に合わせたりしなくても針にかかるので、そのままサビいてください。
アタリがあった=群れを見つけたということなので、ダブルやトリプルと言われる複数の個体を釣るチャンスでもあります。
針がかりしたキスが暴れて他の群れのキスが逃げるのではと思われますが、意外とそうではないんです。
水中でキスの群れを撮影された動画をYouTubeで見つけたので参考にしてみてください。
都内、都内近郊、キスはどこで釣れる?
都内だと若洲海浜公園や城南島海浜公園などでキスが釣れます。
都内近郊だと浦安市や川崎市、千葉市でも釣れます。
海底が砂浜になっている場所を好むので海水浴場になっている場所や海岸線沿いなどは人気のポイントが多いです。
ただし、サーファーや海水浴を楽しむ方の近くでは釣りはやらないようにしましょう。
重りが直撃する可能性もありますしトラブルの原因になるので十分気を付けてください。
また、路駐トラブルやゴミのポイ捨てなどが昔から問題視されています。
そういった問題から釣り禁止になる場所も増えてきており、釣り人=マナーが悪いという風潮にまでなってきています。
「来た時よりも美しく」を心がけて釣りを楽しみましょう。
ちょい投げ釣り、参考動画
好きなYouTuberさんの動画です。
ちょい投げ釣り、バークレーのガルプサンドワームを使った釣行と、釣ったキスで調理をされていたので是非参考にしてみてください。
めちゃくちゃ美味しそうです。