釣りを始めてみたいけど教えてくれる人がいない、1人で調べて1人で釣りを始めてみたいという方向けの記事になります。
釣り好きな友達や知り合いがいれば教えてもらいながら始められますが、周りにそういった人がいない場合は何から始めたら良いのか分からない方が多いと思います。
今回は釣り方や道具選びなどではなくメンタル要素がメインで、釣りを楽しむためのコツなどを説明するので少しでも参考になれば幸いです。
せっかく釣りを始めるなら少しでも釣れる確率を上げて、楽しいと思ってもらえたら嬉しいです。
それと、釣り人のマナー違反から年々釣り禁止の釣り場が増えています。
ゴミを捨てて帰る、釣り場を汚して帰る、夜中や朝方に騒ぐなどの迷惑行為、大人としてそういった行動をとってほしくないという願いも込めて、ブログに残しておきます。
目次
初心者さん向け、釣り具レンタル、近所で釣りをしてみる。
まずは「お金をかけず時間をかけず、できるだけ近場で釣りをしてみる」です。
極端な話ですが、お住まいの近所で楽しく満足な釣果を上げられるなら、時間をかけて遠くの釣り場へ行く必要はありません。
友達や知り合いに譲ってもらった釣り具で買い足す物もなく、トラブルなく釣りができるならお金をかける必要はありません。
最初は趣味だからと言って不必要な時間とお金はかけない方が良いです。
初心者の方が釣りを始めて、あまり面白くなかった…なんて事はよくあること。
お金も時間もかけたのに面白くなかったとなると精神的ダメージも相当です。
初心者の方が高い釣り具を揃えて時間をかけて遠くの釣り場へ行くのはハードルが高すぎます。
その高いハードルを乗り越え、お金も時間もかけたのに期待していた釣果ではなかった…
場数をこなせば釣れる日もあれば釣れない日もあると理解し気持ちの整理がスムーズに行えますが、期待を裏切られた時のショックで釣りが嫌いになったり、釣りは楽しくないと思ってしまうのも当然と言えば当然です。
絶対に納得できる釣果をあげてやると、逆に燃える方もいますが。
釣りに詳しい友達と一緒に行くとしても、どれだけベテランの釣り師が隣にいてくれていたとしても魚が釣れる保証はありません。
近所で釣りをしてみて本当に釣りが楽しいと思えるか、もっと色んな魚を釣ってみたいと思えるか、まずは釣りに対する思いを再確認してからお金と時間をかけても遅くはありません。
都内だと若洲海浜公園で釣り道具をレンタルし、釣りができます。
千葉や神奈川にも釣り具がレンタルできる海釣り施設があるので、まずは一番近い海釣り施設で釣り具をレンタルして釣りを楽しんでみるのも良いと思います。
初心者さん向け、釣り場と情報収集。
近所で釣りたい魚が釣れて、釣り禁止ではない釣りができる場所があればベスト。
なければアクセスの良い近場で釣りたい魚が釣れる、釣りができる場所を調べてみてください。
そして、必ずその場所に釣りへ行く時期にどんな魚が釣れるのかを調べないといけません。
全ては情報収集。
釣りを楽しむためには非常に大切な事です。
行く場所を決めて釣れる魚、狙う魚によって道具を合わせて揃えるという順番になります。
釣りたい、狙いたい魚がいる場合は対象魚用の道具、場所を選択しなくてはいけません。
逆にサビキ釣りしかしない、サビキ釣りで釣れる魚だけ狙うという1つのスタイルを徹底するのもアリです。
詳しくは後述します。
YouTubeやインスタ、ツイッターで質問してみるのも良いですしネット、snsでの情報収集はもちろんですが散歩をかねて釣り場へ行って、釣り人さんから情報収集できれば最高です。
生の声が聞けるというのは何よりの情報です。
集めた情報を基に釣れる魚、釣れる時間帯、その為の道具選びが行えるようになり、釣れる確率が一気に上がります。
何が釣れるのか、いつ行けば良いのか、何を揃えれば良いのかという事を念頭に置いて情報を集めてみてください。
初心者さん向け、道具を揃える際に。
道具を一切持っていない、これから買いそろえる場合は釣具屋でスタッフさんに相談すれば大丈夫です。
アジを釣りたい場合は「アジを釣るためにはどんな道具を揃えれば良いですか」と、声をかければ親身に相談にのってくれます。
※不愛想な店員さんもいるので、そういう店員さんに当たった場合は違う釣具屋さんで購入しましょう。
ここで1つ注意点。
可能であればどこで釣りをするか、何を釣りたいのかを先に決めておいて下さい。
釣り船に乗ってアジを釣るのか、堤防からアジを釣るのか、テトラ帯があるような場所なのか。
どういう事かというと先述のとおり、場所によって選ぶ道具が変わってくる=釣りを成立させられる、釣れる確率が上がるという事です。
堤防からアジを釣りたいならリール付き¥1,000の竿にサビキ仕掛けで釣れます。
遠くに仕掛けを投げる必要がなく、堤防から真下に仕掛けを落とすだけなので。
しかし、そこにテトラ帯があるとどうでしょう。
テトラが邪魔になるのでテトラ帯を越えた場所まで仕掛けを投げる必要があります。
投げた場所に仕掛けを留めておく必要があるので浮きが必要になりますし、長めの竿の方が飛距離も出ます。
また、餌釣りではなくルアーやワームを使ったアジングという釣法もあります。
釣りたい魚が同じでも釣り場によって仕掛け、道具を変えた方が釣りやすいですし、最悪釣りが成立しない場合があります。
「釣り船から」「堤防で」「テトラ帯がある場所で」と、どういう釣り場なのかを釣具屋のスタッフさんに伝えてから、道具選びのアドバイスをお願いすればスムーズに話が進みます。
また、釣りたい魚によっては遠くの釣り場へ行かなくてはいけない場合もあります。
そうなると時間と移動に係わる費用も発生します。
釣りたい魚を限定せず、1つの釣り方にこだわるスタイルもアリだと思います。
水深のある場所でサビキ釣りだけをずっとするなど、何が釣れるか分からないワクワク感があって楽しいです。
そういう場合はサビキ釣りに必要な道具を揃えたいと伝えれば教えてくれます。
何を釣りたいか、どういう釣り方がしたいかなど、こうしたいという項目をリストアップしておくと迷いも少ないです。
初心者さん向け、釣りに行く季節、時間帯を考えよう。
釣りたい魚が1年中釣れるとは限りません。
中には1年中釣れる魚もいますが、季節や時間帯によって釣りやすい釣れにくいがあります。
都内、東京近郊にお住まいの場合はメインの釣り場は東京湾一帯になるかと思います。
そんな東京湾で年中釣れるメジャーな魚はシーバス(鱸:スズキ)です。
シーバスを例に挙げると真昼間よりも明け方、日の出の時間帯や日の入りの時間帯から夜の方が釣れやすいです。
そして冬場の産卵期前の秋が荒食いと言われる時期で非常に釣りやすい季節です。
これはシーバスの生態に合わせた時間や季節を狙った方が釣れる確率が上がる訳であり、その他の魚に関しても同様の事が言えます。
釣りたい魚が決まっていれば、いつが釣れやすいのか調べてみて下さい。
釣りたい魚と釣り場が決まり、道具も揃って狙う時間や季節も調べたら釣れる可能性は更にアップします。
それと、非常に大切なのは服装。
特に季節の変わり目などは日中の気温が高くても、早朝に軽装で海風を受けて釣りをしていたら寒くて風邪をひきます。
日中なら日焼け対策も重要です。
寒くて辛かった、日焼けが大変だったというマイナス要因を引きずらないように気を付けましょう。
初心者さん向け、都内や東京近郊在住なら、まずはシーバス?
気軽に楽しめるハゼ釣りや釣果に期待が持てる釣り船も良いと思うのですが、気軽に年中楽しめるならシーバス一択かなと思います。
東京湾はシーバスの魚影が世界一濃いと言われているだけあってシーバスメインのアングラー(釣り人)が非常に多いです。
アクセスの良さ、ルアーでの釣り(餌を買う必要がない)、魚の引き心地など魚影が濃いという理由だけではなく手軽さ、気軽さ、楽しさを十分満たしてくれるという理由も挙げられます。
魚釣りの基本であるキャスト(投げる)の練習にもなりますし、どうすれば釣れるのだろうと釣果アップのために考えるクセを身につける事もできます。
多摩川、荒川、墨田川、江戸川、旧江戸川などの大型河川や支流、河口がメインフィールド。
ある程度の水深と流れのある河川にはほぼ生息しているので、アクセスの良い釣り場を探しやすいのも人気の秘密です。
初心者さん向け、絶対にルールとマナーは守ろう。
近年、釣り禁止の釣り場が急増しています。
釣り禁止になってしまうには理由があるわけで、大半は釣り人のマナー違反です。
もちろん、全てがそういうわけではなく事故が起きたり、老朽化による危険性があったりという理由もあります。
マナー違反から釣り人同士が喧嘩になったりもします。
自分も何度か嫌な思いをしたことがありますし、もしかすると気を付けていても嫌な思いをさせてしまっていたこともあるかもしれません。
ルールとマナーを守ってこそ釣りは楽しめるもの。
いつまでも綺麗な海や川、湖で子供や孫たちが釣りを楽しめるように今、自分たちが気を付けましょう。
- ゴミ(タバコ)のポイ捨て
- 釣り場を汚したままで帰る
- 釣り場の割り込み、狭い間隔での釣り場の確保
- 漁師さんや漁業関係者さんへの迷惑行為
- 迷惑駐車
- ウキ釣りなどの場合は仕掛けの流し方に気を付ける
- 隣で大物がかかった際は仕掛けを回収して絡まないように気を付ける
- 地域、場所によるルールを守る(釣り禁止の時間など)
上記以外にも守るべきルールやマナーはあります。
釣りを始める際にお隣さんに一声かけるだけでコミュニケーションがとれるので、色々な情報を共有するきっかけにもなります。
そういったメリットもあるので一声かけるのは勇気が必要ですが、慣れれば面白い話が聞けたりレアな情報がゲットできたりするので釣り人さんとのコミュニケーションは大切です。
初心者さん向け、釣果にこだわりすぎず自然を楽しむ。
釣りを趣味にするうえで自然を楽しむという事は何よりも1番重要な事。
どこへ行っても人で溢れかえる東京で、綺麗な朝焼けを見ながら1人ロッドを振る時間は本当に気持ちが良いです。
釣果にこだわりすぎず、広い海を眺めながら1人きりの時間を自然の中で過ごす。
それだけでも心が洗われる思いで、日頃のストレスや嫌な事がどうでも良くなるような気分にさせてもらえます。
釣りは自然を相手とした趣味ですから、行けば必ず釣れるというものではありません。
釣れる日もあれば釣れない日もある。
そこを念頭において釣れようが釣れまいが思い切り自然を満喫する。
座って日光浴をしても良し。
寝っ転がって雲をのんびり眺めるのも良し。
海を眺めながらコーヒーを飲むのも良し。
そんな何もしない時間が好きになれたら、きっと趣味として釣りを続けていけると思います。
是非都会でも自然と釣りを楽しみましょう。